読書メモ

基本建築基準法関係法令集 2008年版

読書とはちょっと違うか。 建築関係者必須のいわゆる「赤本」の最新版。例の「姉はなんとか」さんの影響か、大幅な法改正があったため更新。 僕のように小規模な住宅や店舗等がメインの仕事をしている設計事務所でも今回は必読でしょう。 一級建築士試験の時…

小さな森の家 軽井沢山荘物語 /吉村順三

吉村順三、珠玉の名作「軽井沢の山荘」を氏自らの解説、当時の図面やふんだんな写真で綴った本。文章は平易ながらも、氏の思い入れたっぷりの配置や平面、写真、数々のディティールについてもぬかりなく網羅されていて、いつもふとした時にページをめくると…

半島を出よ (上)(下)  /村上龍

村上龍の長編小説。長い!西暦2011年、マーケットの暴落で疲弊しきった日本が舞台。北朝鮮の部隊が自称「反乱軍」として福岡ドームを占拠。 政府が対応策をきめあぐねている間に、後続部隊の潜入を許してしまい… といったあらすじ。この自称「反乱軍」の…

案外、買い物好き /村上龍

作家・村上龍の買い物にまつわるエッセイ。 ミラノやローマでシャツを買いあさり、ドイツでライカの双眼鏡を買い、資料集めだと行ってAmazonで本を買いまくる。一流の作家ゆえに、一流の消費者でもあるということか。その買いっぷりに圧倒。アイドルの卵と食…

住宅巡礼 /中村好文

中村好文氏が実際に訪れたことのある、20世紀の名作住宅を巡るスケッチとエッセイ。 コルビュジェの「小さな家」「カップマルタンの小屋」カーンの「エシュリック邸」etcを豊富な写真や氏が気になった箇所であろうディティールのスケッチ、文章で解説されて…

一冊の手帳で夢は必ずかなう /熊谷正寿

巷で流行の、時間監理術とはちょっと目線の違う手帳術。 決意を「書く」というのは大変な勇気のいることですよね。字として残ると逃げがきかないから。 モチベーションの維持のために。

考具 /加藤 昌治

「考」えるための道「具」で、考具。 僕らのように、アイデアを売る事を職業にしている人間も、常によいアイデアがわき出てくるわけではないけれど、この本はそのアイデアを生み出すためのヒント「考具」を与えてくれます。 ほんの少し目線を変える、手の動…

レバレッジ・リーディング /本田直之

昨年は忙しいだとか、他にやることがあるだとかをいい訳にして読書を怠っていたので、今年はキチンと読むことに。 そんなわけで、以前からきになっていたレバレッジ・リーディングを読む。 読書をローリスク・ハイリターンの投資と捉えて、最も効率のいい情報…

無有 /竹原義二

無有 竹原義二 著石井修を師とする建築家、竹原義二氏の著書。 建築との出会いの原点から、氏の建築を豊富な写真と図面も交えて、解説されています。 初期の作品から自邸である101番目の家まで、職人の手仕事へのこだわり、素材の力、空間の「ずれ」や「…

ケンチク模型。宮本流

「ケンチク模型。宮本流」読了鉄板の家SHIPやゼンカイハウスなどでこのところ注目の宮本佳明氏。氏が作ってきた数々の建築模型を「表現」の視点から解説したケンチク模型指南書。道具は30度刃カッターにスプレー糊の55、77、金定規etc…。型紙作って、ス…

誰もわかんないだろうなー。

2週間以上ぶりの更新です。 雑務でバタバタとして、なかなか思うようにいかず。うーむ。気が付いて見れば、5月も半ばです。このところ、移動は電車が多いのですが、最寄り駅の穂積から名古屋へは30分ほどかかります。たかが30分されど30分。往復1時間とい…

箱の家 エコハウスをめざして /難波和彦+界工作舎 

難波和彦+界工作舎 「箱の家 エコハウスをめざして」読了箱の家 エコハウスを目指して作者: 難波和彦出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2006/11/21メディア: 大型本 クリック: 7回この商品を含むブログ (7件) を見る戦前、日本の住宅は茶の間を中心にほとん…

夕凪の街 桜の国

学生のころ、シンドラーのリストを見て2,3日立ち直れなかった。 授業に出ても集中できなくて、どんより沈んだまま過ごしてたっけ。もうひとつ、ここ数年で感情を激しく揺さぶられた作品。 こうの史代の「夕凪の街桜の国」 コミックです。 原爆投下から1…

原色インテリア木材ブック

原色インテリア木材ブック。5年くらい前に買って、ずっと気に入ってる(?)本です。 日本で流通しているさまざまな木材を、全て同じ形状に加工した写真に木材の特性を解説したコメント付きで、読み物としてもすごくおもしろい。 写真も使用頻度が高いと思われ…

夜のピクニック 恩田 陸

夜のピクニック 恩田 陸 前に読んだ、「博士の愛した数式」に引き続き、第2回本屋大賞の受賞作。 えぇ、ミーハーです。でも僕の読書力だと、売れ筋をなぞるのが精一杯なんですよ(^ ^;) 24時間80kmを夜通し歩き通す「歩行祭」高校生活最後のイベントに…

博士の愛した数式 小川洋子

博士の愛した数式 小川洋子 以前から気になっていた本が、文庫になっているのを見つけたので買ってみました。 過去の事故の影響で、80分しか物を記憶できない「博士」とその家政婦の「私」、そして「私」の息子「√」の3人が心を通わせていく物語。 物を記…

コーヒーもう一杯 山川直人

コーヒーを好んで飲みだしたのは、いつぐらいだったう・・。 中学生か高校生のとき、「コーヒーをブラックで飲むと大人ぽくてカッコイイ!」なんていかにも中2病患者的な発想で旨くも無いインスタントコーヒーをすすってた。※中2病 http://d.hatena.ne.jp/k…

目を養い手を練れ 宮脇檀

目を養い手を練れ 宮脇塾講師室編著住宅作家として著名な、宮脇檀氏が講師を勤めた日本大学での講義をまとめた本。 読了。

文房具を楽しく使う 筆記具編 /和田哲哉

文房具を楽しく使う (筆記具篇)作者: 和田哲哉出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/11/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (44件) を見る文房具を楽しく使う 筆記具編買ったのは少し前だけど。 文房具サイトの雄、ステーシ…