夜のピクニック 恩田 陸

hideyasu2g2006-09-26



夜のピクニック 恩田 陸


前に読んだ、「博士の愛した数式」に引き続き、第2回本屋大賞の受賞作。
えぇ、ミーハーです。でも僕の読書力だと、売れ筋をなぞるのが精一杯なんですよ(^ ^;)


24時間80kmを夜通し歩き通す「歩行祭」高校生活最後のイベントに臨む2人の主人公と友人たち。
主人公のひとりである貴子は、この歩行祭で長い間秘めていた思いを実現する、ある「賭け」を自分に賭していた・・・


というのが大筋なんだけど、いやー、高校生くらいの時に読みたかった本ですねー。うん。
自分も高校生に戻って、歩行祭に参加したかったなぁという気持ちにさせてくれます。主人公はもちろん、周りを埋める友人たちも、この年代特有の焦りとか、思い込みとか、そういう甘酸っぱい感情がいっぱいで、自分みたいにひねくれたどどめ色の高校生活送ってた人間には、まぶしすぎる!


そういう年齢って、一度過ぎ去ったら二度とやりなおせないんだよね・・。高校時代とか、もっと真剣に生きておけばよかった・・。そんな気持ちにさせてくれる、爽やかな小説でした。


9月30日から映画も公開されるようです。こういうストーリーだと映画も作りやすいし、サイトを見る限り違和感なくてなかなか良いかも。
貴子はちょっと美人すぎかも。融はなんとなく青臭さがでてていい!美和子はもう少し、凛としたイメージだけど、知性を感じさせる女優さんなので演技しだいではすごくいいかも!


DVDレンタル始まったら見てみよう・・・。

夜のピクニック

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