案外、買い物好き /村上龍

案外、買い物好き

作家・村上龍の買い物にまつわるエッセイ。
ミラノやローマでシャツを買いあさり、ドイツでライカの双眼鏡を買い、資料集めだと行ってAmazonで本を買いまくる。

一流の作家ゆえに、一流の消費者でもあるということか。その買いっぷりに圧倒。

アイドルの卵と食事に行くのに、ジャージを着て現れ大ひんしゅくを買い、ファッションに目覚めただとか、若い頃にいきなりのベストセラーで見たこともない額の印税を
手に入れ始めて買ったものがステレオだとか、そんなエピソードもおもしろい。

買い物した気になって満足できるかと思ったら、自分も何か買いたくなる…危ない危ない。