吉村順三、珠玉の名作「軽井沢の山荘」を氏自らの解説、当時の図面やふんだんな写真で綴った本。
文章は平易ながらも、氏の思い入れたっぷりの配置や平面、写真、数々のディティールについてもぬかりなく網羅されていて、いつもふとした時にページをめくると「建築」というものがどういうものか、再確認させてくれます。
初めて建築に触れる方にも良い参考書になるでしょう。
氏の言葉、「そのほうが気持ち良いでしょう?」は、やっぱりいつになっても僕の心に「すっと」入ってくるんだなぁ。
いつも手元に置いてある、大切な一冊です。