アスプルンドの建築

アスプルンドの建築 1885‐1940
20世紀初頭の建築家、アスプルンドの作品集。
コルビュジェとほぼ同年代で多大な影響力もあったにも関わらず、90年代になるまでほとんど顧みられることはなかったそうですが、かくいう僕も森の葬祭場がユネスコ世界遺産登録されるまで知りませんでした。

新古典主義らしく柱頭にコリントオーダーなんかの装飾がついた建築は現代の主流からは外れているのも、再評価が遅れた一因かもしれません。

森の葬祭場はじめとして、敷地と建築の構成力はため息ものです。

個人的には小さな建築ですが、夏の家。
やはり敷地と建物の配置がすばらしい。巨岩を背にして平屋をコンターに合わせスキップフロアで湖に向かわせています。
いいな〜こういうの。
いつかやってみたい構成です。