天井

松が丘のいえは、主室の天井にラワンの羽目板を貼ります。
ラワンは周辺材と中心材とで色味が大きく違うため、現場に届いた材を一旦梱包を解いてシャッフルして貼っていきます。オイル塗装をして、時間が経つと赤味が増すので好きな材料です。
今回はある程度厚みもある羽目板なので、天井下地に直接貼っていってもまったく問題はないのですが(そんなことがあってはいけないのですが)火災時に2階の寝室への燃え抜け時間をかなり稼いでくれるため、下地に石膏ボードを貼っています。
これは石膏が硫酸カルシウムの2水和物で重量比21%の水を結晶状態として保持しているためで、この水は170度前後で結晶状態から開放されて水蒸気となり、火災時の減災につながります。


外壁廻りも下地の窯業サイディング張りが進んでいます。アプローチは軒天井のレッドシダーも貼られてイメージがつかめてきました。

今回も一部の開口部は木製建具で設計していますが、枠廻りの材がまだ届かずやきもきしています。

3月末にオープンハウスも予定しています。

ツジデザイン一級建築士事務所