ギャラリー間 中村好文展 小屋においでよ!

ギャラリー間で開催されている、「 中村好文展 小屋においでよ!」に行って来ました。

氏は30年に渡り、ずっと前からそこにあったような住み手によりそうやさしい住宅達を作り続けてきた大先輩。
今回の展示では、住宅の原型としての「小屋」にスポットを当てて、コルビュジェカップマルタンはじめ影響を受けてきた小屋の展示、そして中庭には実際に「一人暮らしの小屋」を建設して自由に入ることが出来るようになっています。




4帖半程度のスペースにベッド代わりにもなる作り付けのソファ、小さな薪ストーブに七輪をセットできるコンパクトなキッチン。
何も高価な仕上げが使ってあるわけでもないですし、広々したリビングがあるわけでもないですが自分の居場所をきちんと感じられる小屋でした。



建築は現場百遍。
どんなに本を読んで写真を見るよりも、この3坪足らずの小さな空間にわずかな時間でも佇んでいられたことは大きな経験となりました。
こうして遠路、建築を見に行ってそのたびに様々に影響を受けてきます。見たこと聞いたことはやはりとても大切で、いつか自分の血肉になると信じています。
スポーツで言えば普段のジョギングみたいなもので基礎体力の部分。建築含めいろいろなものを見に行くのはきちんと続けていきたいですね。

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