ルーシー・リー展

国立新美術館で開催されている、ルーシー・リー展に行ってきました。
ルーシー・リーは20世紀を代表するイギリスの陶芸家。

20世紀初頭に産まれ、1995年に没するまでほぼ一世紀に渡り生きた彼女。
戦争に翻弄されイギリスに逃れた後、スタイルの違いから認められるまで随分と苦労したようです。
食べるために作り続けていた陶器のボタン作成、ハンス・コパーと出会ってから、押さえていた内圧を一気に解放するように自由な作風で名声を得るまで時系列順にかなり多くの点数が展示されています。
どんどん手を動かしていき作り続ける、多作タイプの作家だったようです。
しかしその一方で、スタイルに大きく関わる釉薬については高度な専門知識を持ち、通常陶芸家がそこまでする必要のない化学式での釉薬開発さえお手の物だったとのこと。

独特のプロポーション釉薬のテクスチュアは、やはり実際にその目で見てみないとわからないので随分無理して遠出しましたがやはり良かった!
順次全国巡回もするようなので、近くにきたらもう一度行きたいです。