2009-04-19 普段着の住宅術 読書メモ 中村好文氏の住宅にまつわるエッセイ集。 その中でも気になった部分…。 立原道造のヒアシンスハウスについて触れられている。 数年前「住宅建築」誌に掲載されたその小さな建築は、なにかこう小さな物好きのハートをくすぐらずにはいられなかったのだけど、まさかコルビュジェのカップ・マルタンの休暇小屋と建坪がほぼ同じだとは! 偶然なのかもしれないけれど、なにかその4.45坪という数字に人間が建築に求める原初がある気がしてならない。 機会があれば「両手の届く範囲」の心地よさを自分なりに表現したいものだ。