普段着の住宅術

普段着の住宅術
中村好文氏の住宅にまつわるエッセイ集。
その中でも気になった部分…。
立原道造のヒアシンスハウスについて触れられている。
数年前「住宅建築」誌に掲載されたその小さな建築は、なにかこう小さな物好きのハートをくすぐらずにはいられなかったのだけど、まさかコルビュジェカップ・マルタンの休暇小屋と建坪がほぼ同じだとは!
偶然なのかもしれないけれど、なにかその4.45坪という数字に人間が建築に求める原初がある気がしてならない。
機会があれば「両手の届く範囲」の心地よさを自分なりに表現したいものだ。