模型

今回の打ち合わせ時に持っていった、Ｔ邸の模型です。

こういう模型は、主にスチレンボードという材料で作っています。発泡スチロールの板を紙でサンドイッチにしてあるもので、1mm,2mm,3mm･･･とうようにいろいろな厚みで売られています。
図面にあわせて型紙を起こして、それをスプレー糊で仮止めして切り出して、木工ボンドで接着していくわけですよ。結構めんどうくさい(^ ^;)

こういう模型は、建築系の学校を出た方なら必ず作ったことがあるはず。
僕も学生時代、課題ごとにずいぶん苦労して作って提出した記憶があります。

ずいぶん時間をかけて、なかなか綺麗に出来たと悦に入って先生に提出するのですが・・。

「うーん・・。この壁・・海を見るのに邪魔だねぇ・・。ここから、ホラ、海が見えたほうが気持ち良いでしょ？」なんて言いながらカッターで模型を切り刻み始める先生。

また作り直すのかとうなだれる自分・・・。

なんてことが良くありました。

当時はコノヤロー(笑)と思っていましたが、模型やパースは建築に於いては過程であって、結果ではないんですよね。

模型やパースの時点でよりよくなるために、変更する。後戻りしないといけなくなってめんどうくさいこともあるけれど、この検討が大事なんですよね・・。