生命大躍進展

名古屋市科学館で開催中の生命大躍進展に行ってきました。
新しくなってからの科学館、初めて。
今回の展示は、同名のNHKスペシャルの企画展で、生命発生から現生人類までをおおまかになぞるものです。


ピカイアカンブリア紀の超重要化石で、現在の背骨のある生物「脊索動物門」すべてのご先祖様。

オパビニア。目が5個ある象の鼻みたいな器官をもつ不思議デザインな動物。
このバージェス頁岩(カンブリア紀)から発掘される奇妙な動物達については、19世紀の古生物学者チャールズ・ウォルコットの尽力によって集められ、そのワクワクするストーリーはワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)にまとめられています。
ちょっと旧い本で、最新の研究内容とは違っている部分も多く比較的新しいエディアカラ紀・カンブリア紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))などと合わせて読むとさらに理解も進みます。
なにより今回の展示では、レプリカではなく本物の化石も多く展示してあり古生物好きとしてはダイコウフン!

もちろんその後の中生代新生代の化石群、特に原人から原生人類までの化石類は必見です。
人類のルーツについては、この20年ほどでおどろくほど研究が進み、僕達が中高生に習ったこととはずいぶん変わってきています。

休日ということもあり、大変な賑わいで特に人気のあるアノマロカリス等の化石の前は人だかりができるほど。ゆっくり見れなかったこともあって、今度は平日に1人で来ようと思います。

もちろん、名古屋市科学館の目玉、プラネタリウムもね。
内径35m国内屈指のドームにカールツァイスの光学式+コニカミノルタのデジタル式のハイブリッド。
こちらもダイコウフンですよ!

あぁサイエンス。良い。
いい歳した大人だけど、やっぱり今度はひとりでゆっくり来よう‥。


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