合板がない!

市場から合板(ベニヤ)が消えました。
あちこちの工務店さんから、建材とくに合板がまったく流通しなくなったため工事の目処がたたないとの連絡もありました。

こちらのページ。日本合板工業組合連合会(日合連)が今回の震災に関して合板の安定供給について声明を出しています。
この資料を読み解くと、被災地以外の合板供給能力は月産800万枚。
林野庁のまとめた、応急仮設住宅3万棟に必要な合板は60万枚を見込んでいます。
そして、平成21年度の合板の平均月間出荷数は780万枚。

もちろんフル操業できるまで少しタイムラグもあるでしょう、流通が寸断されているような問題等もあるかもしれませんが数字でみればこれほど急激な枯渇感は不自然です。
買い占めや値上がりを期待しての出し惜しみ等もあるのかもしれません。

こんな時です。まずは落ち着きましょう。
しかるべき所がしかるべき数字を出してくれています。
ここから読み解けば、1,2ヶ月で合板に関しては安定供給に問題がないはずです。

もちろんユニットバスやサッシ、ガラス、断熱材etchかにも品不足なものがあるのは承知していますし、楽観視できるほどの状況ではないかもしれません。
しかし情報が集まり事態が落ち着けばほどなく改善されると信じています。

みんなの少しづつのガマン。日本中でこの難局を乗り越えましょう。