小川を跨いだその先は。

住まいが古くなったので建て替えたいとのご相談で、ご自宅に伺う。
…びっくり。築120年の古民家に広大な敷地。

「敷地面積だいたい一反くらい」…一反?(調べたら300坪、約1,000平米)
敷地内にお稲荷様の社はあるし、小川だって流れちゃう。

話を聞かせていただくと、今の住まいは気に入っているもののやはり現代のスタイルには合わなくなってきていて、さらに家族構成の変化も大きな要因と成っているとのこと。
しかし国産材の大きな差鴨居やきちんと目の詰んだ柾目杉で作られた建具を壊してしまうのはもったいない。
なんとか部材を出来る限り利用しつつ、現代のスタイルに合ったものを提案できないか…これから思案のしどころだ。

家の記憶が残るようなものにしていきたいと考えている。