入札

いわたのいえの入札の図面渡しも終わり、1週間が経ちました。見積もりUPまでまだ少し間が空きますが。

設計事務所の設計が終わると、今度はその図面通りに建築した場合の価格を詳細に算出するため、複数の施工業者に見積もりを出してもらいます。
これを入札といいます。
ここで複数社に見積り依頼をするのは、そうすることで競争原理が働き、より適正な価格に近づけることができるためです。

たとえば5社に見積もり依頼をした場合、
A社1000万円
B社650万円
C社1080万円
D社1120万円
E社1400万円
なんて具合に価格に差が出てきます。

一見するとE社が一番高く、B社の650万円は魅力的ですが、待ってください。
A,C,D社はそれぞれ1100万円前後の価格をつけてきています。650万円というのはあまりにも安すぎます。
見積もりには、単に価格だけでなく、その内訳を詳細に記した見積もり内容も含まれています。あまりに安すぎる場合は、設計と違う仕様であったり、重大な見積もり忘れがあったりする可能性もあります。

建築は経済活動である以上、過度なサービス価格というものは存在しません。安い価格にはそれなりの理由があります。

そうした内容をチェックして適正でない内容のものは排除していくのも、設計事務所の仕事です。